福祉・介護サービスの充実

笑顔あふれる職場づくりのために 管理者の皆様へ 取組事例キャリアパスの構築を目指して
職員の資質向上と自己実現を目指す研修体系
社会福祉法人青葉福祉会
(小諸市)
障害者支援施設やまびこ園など
職員の資質の向上と自己実現を目指し、利用者の安心安全と満足感達成のため、次の年間研修を実施しています。
①障害者施設及び高齢者施設の特性に応えられる研修
②全職員参加の研鑽の場とする研修
③各チームによるテーマ発表形式の研修
④階層別・目的別研修を組み入れた研修
⑤労働の喜びを実感できる自分の創造と発見の場とする研修
実施形態
毎月1回、全職員最低1時間は出席するよう運営。
研修の概要
【基礎研修】
・新人研修3日間
・スキルアップ研修(接遇、介護技術、苦情処理、リスクマネジメント、認知症介護等)6日間
【テーマ別研修】
・9コース(感染症、栄養管理、危機管理、身体拘束等)
職員相互のスキルアップとあわせて、情報を共有し、各部門の連携強化を図っています。
研修を通して、福祉サービス従事者として働く喜びを実感できる自分を発見し、自己実現を図ることをねらいとしています。
佐藤正雄(身体障害者支援施設やまびこ園園長)
リーダーの育成がかなめ~職能団体の研修を活用~ 高齢福祉
社会福祉法人依田窪福祉会
(上田市)
特別養護老人ホーム、在宅福祉サービス他
当法人では、すでに10年前から5段階の階層を設けキャリアアップの仕組みを構築していたため、現在必要とされているキャリアパス構築には、比較的スムーズに取り組むことができました。
当法人のキャリアパスの特徴は、リーダー職(3等級)になるためには、職務に応じた社会福祉士や介護福祉士など国家資格保持が前提であることと、保持する国家資格に応じた、社会福祉士会や介護福祉士会などの職能団体への加入が条件となっていることです。
職員がキャリアパスを築く上で、職務のレベルを上げるための研修の受講は不可欠ですが、実際に職場でそれらの研修をすべて行おうとするには、費用面や講師の選定、また参加人数などのプログラム面でも限界があります。そこで、当法人では職能団体の研修受講を自組織のキャリアパスにも位置付けています。
リーダーにはチームをまとめる力も必要とされます。職能団体の研修は、研修での学びそのものだけでなく、参加者どうしの横のつながりが期待できるため、チームのまとめ役としての役割が期待されるリーダーには、これら職能団体の実施する研修は有効です。
村岡 裕(社会福祉法人依田窪福祉会常務理事)
介護職員として自分のキャリアデザインを描き、体系的ステップアップを図ろう 高齢福祉
須坂市社会福祉協議会
在宅福祉サービス他
職員の資質の向上と自己実現を目指し、利用者の安心安全と満足感達成のため、次の年間研修を実施しています。
介護現場における人材育成は、職員のモチベーションを高め、職場の質の向上につながって行きます。そのためには、個々の職員が研修計画を立て、定期的な振り返りと評価をシステム化することで、実践力を高めるようになります。
 須坂市社協では、毎年2月に次年度の個別研修計画を所属長に提出してもらっています。年間目標とその目標を達成するために具体的にどんな研修を受講したいのか、またはどんなことを学び(本を読むなどを含めて)たいと思っているのか記入し提出します。所属長や研修担当責任者は、そのデーターを管理し、OJTやOFF-JTの研修を組立てて行きます。その際、個々の職員のキャリアパスについても同時進行で研修の組立てをします。
 3か月毎に各職員からは目標達成状況の振り返りと評価を記入してもらい、管理者からのコメントを受け取るようにしています。職員自身が研修計画を立てることで、学ぶ姿勢ができ、職場内が活性化し、研修への意欲が高まっていることを実感しています。
畠山仁美(須坂市社会福祉協議会次長)
自分の可能性が見通せる人事体系・研修体系づくりを目指して 高齢福祉
社会福祉法人睦会
(長野市)
高齢者総合福祉施設
やすらぎの園
【人事考課制度と研修体系づくり】
当法人では、H19年に職能や資格の定義を明確化して人事考課制度を導入、基本給与を勤続給+職能給方式によるなど給与規程を改正しました。 これにあわせて研修体系の整備も進めました。
部門ごとに課題を持ち寄るレベルアップ研修や、外部研修、県外先進施設の視察研修はもちろん、長野県高齢者介護福祉サービス研究学会等での実践研究発表にも力を入れています。
特に研究学会では、大勢の学生や福祉専門関係者を前に発表を行うため、資料作成から当日の発表まで貴重な体験ができるようです。参加職員自身には大きな成果や自信効果が得られているようです。様々な研究発表実績も職員の職能要件とすることも一考と思っています。
【人事体系・研修体系の「見える」化を】
今後、キャリアパスに対応した研修体系の構築にむけて、当法人の人事体系・研修体系が「見えるようにすること」が大切です。その結果、「自分の可能性が見通せる福祉職場」であることが理解されれば、意欲ある職員の獲得、育成につながると考えています。
中島謙二(やすらぎの園統括施設長)
小規模法人でキャリアパス対応型研修システムの構築を目指して 児童福祉
社会福祉法人湖会
(長野市)
児童養護施設松代福祉寮
職員の資質の向上と自己実現を目指し、利用者の安心安全と満足感達成のため、次の年間研修を実施しています。
 現在、松代福祉寮の「職員研修プログラム」は“高い専門性と確かな組織性と豊かな人間性を備えた職務遂行能力の高い人材育成”を図るため、新任・中堅・リーダー・管理の職階別に21種のOJT・OFFJT・SDSを研修委員会が立案する年間計画にもとづいて実施しています。
 この研修プログラムは、施設の設置目的である児童の自立支援に大きな成果を上げていますが、受講履歴管理やキャリアラダーの未設定等、職員がキャリアを積み重ね、一人の職業人として生涯を通じて成長していく仕組みとしては中長期的な視点で未整備なプログラムとなっています。
 松代福祉寮は、こうした現状を踏まえ、平成24年に法人の求める職員像を明確にしながら、職員個人個人が生涯にわたっての自己成長・自己実現の道筋が描け、就業意欲の源泉になる“キャリアパス対応研修システム”を構築する計画を進めています。
山岡基志(松代福祉寮寮長)